溺愛†マドンナ
待ち合わせ場所である銅像前には、もうすでに秀悟が立っていた。


だ、だけど、近寄りにくい……


「ねぇあの男の子カッコ良くない!?」


「ホントだーー!優しそーーー!!」


秀悟…アナタ何立ってるだけでモテてるんですか!!


道行く女性方が皆アナタに見とれてて、話しかけられないんですけどっ!!


「帰ろっかな……」


今秀悟に声をかけたら確実に注目を浴びるのは目に見えてるので、思わずそんな事を口にしていた。


どうしよう………


「世那、お前何こんな所でボーーッと突っ立ってるんだよ」


「フエエッ!?」
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