溺愛†マドンナ
イ…イヤイヤ、秀悟君!?


手伝ってくれるのは嬉しいんですけど、アナタいつの間に来てたんですか!?


「い、いいよ秀悟!宿題だって手伝って貰ったのに……っ」


「ダメ。早くしないと4時間目始まっちゃうし、急ぐぞ世那」


慌てて断るも、アッサリと却下されて、秀悟は階段を下ってゆく。


私は急いで秀悟の後を追い、隣に並んだ。


「秀悟…ごめんね?また助けてくれて」


「いいって。女1人に頼む鳥生先生の方がいけないだろうが」


秀悟…私が申し訳なく思わない様に、明るく振る舞ってくれてる。


どこまで善人なんだ、この人。
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