溺愛†マドンナ
はよと静帆には昨日の朝の内に誕生日プレゼント貰ってるし、それだけで充分と思わなきゃ、私何も取り柄無い上にワガママな子になっちゃうよ………


「世那、鎌松、萩里、おはよう」


――――ドキッ!


秀悟が登校して来て、私達に挨拶。


「あ、立置君おはよーー」


「おはよう」


はよと静帆が挨拶を返すけど、私だけは秀悟の顔が見られない。


モジモジして俯いていたら、秀悟は男友達の所に去ってしまった。


「世那……?アンタどうしたの?昨日立置君と何かあったの?」


「えっ!?」


静帆のセリフに、ビクリと上がる肩。
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