溺愛†マドンナ
次から次へとハテナを生み出していたら、苦笑いのまま剣君に制止された。


ポンッ!と一気に廊下をチョロチョロしていたハテナ君達が消える。


剣君は私に一歩近づくと、何か小さな袋を私に向かって突き出した。


「コレ、やるよ」


「へっ?」


「疑問に思わなくていいから。早く受け取れ」


え?この袋何?


何だかよく分からないけど、私はコレを受け取らなきゃいけないらしい。


「ハァ……」


それだけ言って、袋を受け取る。


赤と白のギンガムチェックの袋で、セロハンテープで封をしてあり、中に何か入っていた。
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