溺愛†マドンナ
だって私、剣君にこんなもの貰う理由、全く無いよ!?


実力テストの時のお弁当のお礼にしたって、あれはテストをちゃんと受けて300点以上取ったらって約束、剣君が果たしてくれたからだし………


なのにどうして剣君がキーホルダーをくれたのか分からなくて、私はアタフタと剣君に問いかけた。


「どうしてって……プレゼントだよ。プレゼント」


剣君は困惑する私とは正反対に、至って冷静に答えた。


「プレゼント?何の?」


次は首を傾げて尋ねると、剣君は頬を赤くし、右手で顔を覆う。


なんだか若干テレている様に見えた。
< 195 / 503 >

この作品をシェア

pagetop