溺愛†マドンナ
小さく口を動かしているけれど、よく聞こえない。


「ごめんなさい剣君………何て言ってるの?」


耳を片方剣君に傾けて聞くと、彼は更に顔を赤く染めた。


もう耳までピアス以上に真っ赤になってんだけど、大丈夫かな?


「~~~~!誕生日プレゼントだよ!お前昨日誕生日だったんだろうっ!?//////」


へっ……


真っ赤なまま剣君は叫ぶ様に言ったけど、私の誕生日は確かに昨日だったけど…………


「わ、私……剣君に誕生日教えてない―――…よね?」


今まで剣君との話の中で、誕生日の事を話題にした事は1度も無い。
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