溺愛†マドンナ
笑いを堪えてる私を、剣君は恥ずかしそうに軽く睨む。


「ソレ大事にしろよ。世那の髪ソックリだから買ったんだからな」


「あ、そう言われてみれば……」


ピンクのフワフワ綿で作られた羊の毛の部分が、キャンディピンクの広がりボブの私の髪にソックリだ!!


ウワーー、なんか余計に嬉しいーー!私の分身みたい!!


「ありがとう剣君!だけど私達まだ知り合ったばかりなのに、なんでわざわざプレゼント……」


「そんなの決まってるだろう。お前がオレの特別だからだよ」


「えっ…?」


と、特別……?


「特別って…?」
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