溺愛†マドンナ
普段滅多にしないかなり険しい目付きで剣君と言い合っていた秀悟が、唐突に緋ノ戸君・柿出君に怒り始めた。


「オレは別にB組でも屋上でも、何事も無く昼飯食えたらどこでもいいんだよ……だけどコイツがA組行くから、オレと榮児は見張り役しなきゃいけねぇの」


「!!柿出君が珍しく長文を喋ったっ!!」


静帆が呟いた一言で、私とはよは危うくジュースを気管に詰まらせる所だった。


あ、危ない……!飲み物だから大丈夫だったけど、ご飯だったら死ぬ所だったよ!!


だけど気がつくと、今日もまたかな~~~り重い空気が流れているA組。
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