溺愛†マドンナ
ど、どうしましょう!!どうやら私、剣君を余計に凹ませてしまったみたいです!!


「ご、ごめん剣君………」


「イヤ……もういいよ。世那は悪くないしな。―――それより、世那」


剣君は意気消沈している私に、その整ったお顔のちょっと茶色い瞳を真っ直ぐに向ける。


今までワタワタ慌てていたのに、雰囲気がサッとまとまったものに変わった。


「今度オレと、2人でどっか出かけないか?」


「え……」


つ、剣君と2人で出かける……?


「ダメだ!!そんなの絶対ダメだ!!」


ポカンと固まっていると、秀悟が再び叫んだ。
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