溺愛†マドンナ
「世那脅すなよ立置。お前はオレが世那と仲良くしようとすると、絶対嫌がるよな」


「当たり前だろう!?世那をお前みたいなヤンキーと……!」


「じゃあさ、どうしたら世那と出かけるのOKしてくれるワケ?お前の納得いく条件でいいから、言ってみろよ」


せっかく雰囲気が安定していたのに、また周りの皆が剣君と秀悟に注目し始める。


「オイ力也…」


「榮児やめとけ。今は何言ってもムダだ」


緋ノ戸君が剣君に何か言おうとしていたけれど、柿出君が止める。


秀悟はその間眉間にシワを寄せて、深い考え事をしているみたいだった。
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