溺愛†マドンナ
秀悟は無表情だけど、皆秀悟の点数が気になるのか、聞き耳を立てているのは丸分かり。


秀悟は1つ小さいため息をつくと、答案用紙を私達3人に自分の顔の横で広げた。


「98点」


「「「ハイッ!?」」」


思わず3人同時に、すっとんきょうな声を出してしまった。


よくよく秀悟の答案用紙を見てみると、確かに“98”と採点されてある。


1回手で目をゴシゴシ擦ってみたけど、見間違いでは無かった。


「ちょっと秀悟!アンタ本当に人間なの!?」


「人間に決まってるだろうが。17年前の4月6日生まれの、立派な人間だ」
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