溺愛†マドンナ
緋ノ戸君……勉強手抜いて76点なら、立派なものだよ!


「で?お前の点数は?剣」


次は秀悟が剣君に尋ねて、A組の皆の視線の塊がそのまま剣君へ。


剣君は何も言わず、ただ突っ立っていた。


「やっぱりこの賭け、立置君の勝ちなのかしら…」


「そりゃあ最強のヤンキーが99点以上は難しいよ……」


はよと静帆がポソポソ囁き合っていると、ようやく剣君が点数を明かした。




「100点」




……………え?


今剣君…何て?


「……ハッ!?デタラメ言うなよ!?お前が100点なんて、あり得ないだろうがっ!!」
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