溺愛†マドンナ
周りの野次馬は、オレがあっという間に3人をやっつけたので、皆何が起こったか分かっていない様子だ。


「オイ…コイツ、剣 力也!?」


「アッシュゴールドの髪に、整った顔立ち……間違いねぇ!」


「ウワァァァ!!殺されるーー!」


キャップを取った事でオレが剣 力也だと分かったらしい3人は、血相を変えて全員逃亡。


「あ、あの、剣君……」


暫く3人が逃げて行った先を睨んでいたら、世那の声でハッとした。


「世那、ケガとか「ありがとう……」」


えっ…?


「助けてくれてありがとう……剣君、やっぱり優しいね」
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