溺愛†マドンナ
出来る事なら続きを話して頂きたいのだけれど、はよから発せられている雰囲気がとてもじゃないけどそういう雰囲気じゃない。


どうしようか悩んでいたら、璃々と目が合う私。


2人で顔を見合わせて困っていると、静帆がコホンと咳払いをした。


「あのさ、はよが話の続きしにくいなら、今度は私が話してもいいかな?」


静帆のしっかりした声が、私の部屋に流れる。


「私はいいけど……」


「私も………だけどはよちゃんは?」


璃々がはよに確認を取ると、はよは小さく「いいよ」と呟いた。


心なしか泣きそうな感じがしている。
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