溺愛†マドンナ
璃々の言っている事がよく分からなくて、眉間にシワを寄せる私。


璃々はそんな私に構う事無く、璃々用に与えられた部屋に戻って行った。


「後悔だけはしない様にって……どういう事?」


ハテナを浮かべながら私も自室に戻って考えるも、今度は答えが出てこない。


う~~んと唸っていると、机の上に飾ってあった秀悟とのツーショット写真が入った写真立てが倒れた。


「アレ?風も無いのにおかしいな」


今思えば…私は……


誰かを助けると決めた事で、別の誰かを傷つけていたのかも…しれない。


後悔は、もう始まっていたんだ。
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