溺愛†マドンナ
ヤンキートリオがいなくなると、途端にA組にいた皆がざわつき出した。


「オイ、今の本当に剣か!?」


「なんか雰囲気優しくなかった!?てゆーか来栖さんに笑いかけてたよねっ!?」


「ここ最近剣よく笑うよな……冬の王の印象薄れて来たわ、オレ」


「まったく……みーんなはよや静帆と似た様な事言っちゃって………剣君は前から優しい人だったのに」


皆が剣君を怖がって、勝手に色々決めつけてたんじゃない!!


唇を尖らせてツッコミを入れていたら、目の前に立っていた秀悟が顔のマユをつり上げていた。


「どうしたの?秀悟」
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