溺愛†マドンナ
先程した決意がもう崩れそうな私は、ため息をつきながら廊下を進む。


すると後ろから肩を叩かれ、振り向くと肩を叩いたのは剣君だった。


「剣君……?なぁに?なんか用事?」


「まぁな。世那、今日A組英語の宿題出たか?」


「出たけど…どうして?」


「あーー…宿題一緒にやらないかと思ってさ」


ええっ!?剣君と一緒に宿題!?


まさか剣君から宿題のお誘いを受けるとは思っていなかった私は、ビックリして目を見開いてしまった。


「世那英語苦手だろう?オレだったら分からない所教えられるから、自習室行こうぜっ!」
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