溺愛†マドンナ
彼のプリントを見せて貰うと、剣君も私達と同じプリントで、枚数も3枚。


「~~~で、ここはこう訳せば分かりやすいだろう?」


「ああそっか!なるほどね!」


2人で勉強会ならぬ宿題会が始まり、大分丁寧に教えてくれる剣君。


プリントを指し示す指は長くてキレイで、とてもケンカ最強のヤンキーだとは思えない。


しかも剣君から前にここで勉強を教えて貰った時には感じなかった、シトラスミントっポイ爽やかな香りが漂って来ている。


「ねぇ剣君……宿題に関係ない質問して悪いんだけど、今日香水つけてる?」


「へっ?香水?」
< 313 / 503 >

この作品をシェア

pagetop