溺愛†マドンナ
「あ、そ、そうなんだ!私はそういうの疎いからよく分からないけど、いい香りだね!!//////」


みるみる上昇していく顔の温度……=赤くなっている顔を見られたくなくって、俯いてどうにか答えた。


どうしたんだろう、私……


実力テストの勉強の時は、何も意識しないで勉強教えて貰ったのに………


なんでこんな、急に………?


「…………」


俯いてただプリントを見つめ続けている私を、剣君は一言も発しないで見ている。


すると急に横から手が伸びて来て、私のアゴを挟んで持ち上げて、左側に向かせた。


「……世那……」
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