溺愛†マドンナ
私のアゴを掴んだのはもちろん隣に座ってる剣君で、真剣な目をして真っ直ぐに私の目を見つめる。


ちょっとずつ収まっていたドキドキが、またまたぶり返してしまった。


「つ、剣君!?何……っ」


「なんでオレの事見てくれねぇの?」


「えっ………?」


いきなりの質問に頭が働かず、無意識に眉間にシワが寄る。


その間に、剣君の顔がスッ…と近づいてきた。


「なんでオレと目合わせてくれねぇの?オレ、何かした?」


ワァァアァアッ!!


ち、近いよ剣君…!//////お互いの前髪が触れ合いそうな位近いんですけど……!!
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