溺愛†マドンナ
小さい頃は大して変わらなかった背丈も、今や10cm以上の差がある。


いつの間にこんなに大きくなっちゃったんだろうと考えていると、秀悟がやっと“理由”を話してくれた。




「世那………好きだ」




一瞬……息をするのも忘れてしまった。


「え………あ……?私も秀悟好きだよ………」


そりゃあ大切な幼なじみだもん。私も好きに決まってる。


だけど秀悟は悲しそうに顔を歪ませ、言葉を続けた。


「世那、意味分かってないだろう。オレはお前の事が“女の子”として好きなんだよ」


「………!?」


そ…んな………
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