溺愛†マドンナ
秀悟が私を“女の子”として好き?“幼なじみ”としてじゃなくて?


「いつからか、具体的な頃は覚えてないけど………小学校低学年の時にはもう好きだった」


ポンッと、秀悟の大きな手が私の頭を撫でる。


心が不安定な時こうして貰うといつも落ち着いていたのに、今は何も感じる事が出来ない。


石みたいに硬直している私に、秀悟はフッ…と口角を上げた。


「返事はまだいい。焦らないでジックリ考えてくれよ」


「秀……悟………」


「そろそろ授業始まっちゃうし、教室行こっか。ちゃんと集中しろよ?」


――――スッ……
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