溺愛†マドンナ
その流れで腕時計を見ると、家を出てから大分時間が経ってしまっている事が判明。


「ごめんなさい、私もう帰らないと………っ!あっ、その牛乳さっきスーパーで買ったヤツですから、安心して飲めますから!!それじゃあ!!」


早く帰らなければいけない事を思い出して、勢い良く空き地から走り出した。


バタバタと走り去る私の後ろ姿をジッと見つめる、1つの視線。


「―――――面白い通り越して、天然なんだな………スゲェ女」


美形な最強君が牛乳片手に柔らかく微笑んでいた事等、私は知るハズも無かった。


「また……会えるかな」
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