溺愛†マドンナ
秀悟が女子に大人気なのは小さい頃から見慣れてるし、“凄いな~~”位だった。


じゃあ…私の好きな人はA組じゃないの?


今度は私の身近な男の子でA組以外の男の子を、頭の中でハーレム状態にしてゆく。


そうして――――…パチッと目を開けた。


「えっ……?」


自然と声が零れ出る。


ポカーンとしていると、静帆が僅かに口元を上げた。


「どうやら思い当たったみたいね」


「で、でも私……え?」


「ああもう…なら追加するわ。その人に恋としての意味で“好きだ”と言われたら、嬉しい?嬉しかったら、完全に恋よ、それ」
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