溺愛†マドンナ
真っ青な顔をして散々抵抗するも、2人の力が女子2名だとは思えない位強い。


「「立置君、おはよう」」


結局秀悟の机の前まで連れて来られて、私は静帆の後ろに隠れて2人が秀悟に挨拶しているのを聞いていた。


どうしよう……心臓が口から出てくるんじゃないかって位ドキドキしてて、足も震えてる………


翌日からこんなんで私、秀悟と今まで通りのつき合いなんて、出来るの………?


教室を見渡すと、昨日秀悟をフッた時の事を思い出して、胸が苦しい。


どうにか呼吸を整えていると、優しい声がした。


「おはよう鎌松、萩里……世那」
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