溺愛†マドンナ
「ど、どうしようはよ、静帆!!私秀悟の彼女になってあげられなかったから、幼なじみのポジションからも追放されちゃうのかなっ!?」


血の気の引いた顔でブルブルパニックになる私は、端から見れば不審者極まりない。


静帆が危ない親友の姿を見て、右手で顔を覆っていた。


「大丈夫よ世那。これからも幼なじみとして仲良くしてくれないかって、立置君の方から言ったんでしょう?立置君はそれを次の日に易々と変える様な男じゃない。それはアンタが1番よく分かってるハズよ」


「―――――…」


そう……そうだ。


落ち着け、私……
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