溺愛†マドンナ
「へぇ……そういう事かい」


扉に片手を触れさせたまま、オレ達を氷並………イヤ、それ以上の冷たい目で睨みつけていたのは、剣。


「えっ!?剣君どうしてこんな所にいるの!?B組次家庭科のハズじゃあ………っ」


剣のいきなり過ぎる登場に、たった今剣に告白しろと言われた世那さえ、目を限界まで見開いてヤツを凝視していた。


オレの方も、ビックリし過ぎて口半開きで硬直。


困惑するオレと世那に、剣は意味不明なセリフを言い放った。


「お前等………いつの間にくっついたんだよ?」


「………えっ?」


「………へっ?」
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