溺愛†マドンナ
ご飯を食べる場所を選ぶのにジャマだけど、チロチロと芽を出し始めてしまった私の好奇心。


「秀悟、静帆、はよ、もうちょっと前行ってみよっ!」


「えっ!?世那!?」


ビックリしている3人を置いて、私は人だかりを掻き分けて前に出てみた。


生徒達はグルリと輪を描く様になっていて、真ん中には4人の男の子がいる。


皆はこの4人を見ていたみたいだけど……この状況は………


「テメェ人にぶつかっといて、謝罪も無いのかよ?」


「だ、だから謝って……」


「聞こえねぇんだよっ!!」


「ヒィッ!」


ケンカだぁーーーっ!
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