溺愛†マドンナ
この学校の美術室は日当たりが良くって快適だから、美術室で昼寝でもしようと1人離れたのが間違いだったんだ。


鍵開いてなかったり授業で使うクラスがあったら、別の場所探す気だったのに………!


「なんで……!!」


美術室の扉を開けようとして、窓越しにオレの目に飛び込んで来たのは、立置が世那のアゴを掴んで世那にキスをしている場面だった。


一気に頭の中が真っ白になって、何か話してた気がしたけど、何も聞こえなかった。


こちらからは顔は世那の方しか見えなかったけど、アイツは――――…笑っていた。


「ああもうっ!」
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