溺愛†マドンナ
だけどオレは、あの時世那に出会えて良かったと、心の底から思えるんだ。


お前が榮児や慶太郎や槙さんがいてもどこか常に闇の中にいたオレを、光の世界に連れ出してくれたから。


「よっし、じゃあ“力也”って呼んでみ?」


「ええっ!?いきなりそれはムリだよ!!//////」


「ダメ。呼べよ世那」


大切で大切でしょうがないお前を一生守ってゆくと、オレは誓う。


“オレ達の出会いって変だったよな”と言うオレに、“何が?”と返す世那。


ふと……そんなやり取りをずっと交わせる様な仲でありたいと、強く思ったのだった。
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