溺愛†マドンナ
「なっ、ダメです槙さん!オレと世那今ラブラブ中なんですから!」


それはもちろん、私とデート中だった剣君。


剣君はどうしても私と2人っきりになりたかったらしいが、槙さんの黒い笑みに敗れて撃沈。


結局先頭を歩く槙さんについてゆく他6人に混じって、ファミレスに行く事になった。


「チクショー……せっかく世那と2人っきりだったのに………」


ゾロゾロ連れ立つ集団の1番後ろで、まだブツブツ言っている剣君。


隣を歩いていた私はそんな剣君に笑いかけた。


「いいじゃない。たくさんの好きな人と一緒に食事って、楽しいよ!」
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