溺愛†マドンナ
デート続行断念は残念だけど、ご飯楽しみ~~~!


今までこんな大人数でファミレスに行った事は無い私は、ウキウキモードで剣君に言った。


すると隣の剣君が、急にニヤッと意地悪く笑う。


「確かにそうだけど……オレは世那が1番好き」


事もなにげにサラリと甘々発言をした剣君に、一気に心拍数が急上昇してしまった。


「わ、私も好き……」


果てしなく広がる青い空の下、皆の笑い声が響き渡る。


高2の夏。


私が恋をしたのは、ケンカ最強の王様ヤンキーだけど……


本当は優しい、私を溺愛してくれる隠れ王子様でした。









――――END――――
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