溺愛†マドンナ
勝手に年上認定した事を怒られたらどうしようと困っていたら、最強君……改め剣君と共にいた男の子2人の片方が、お腹を抱えて大笑い。


「この子………天然ってヤツか」


もう1人も小さく口を動かしていたけど、何て言ったかは聞き取れなかった。


「ああ、おかし……多分君オレ等の事も知らないよね?オレは緋ノ戸 榮児《ひのと えいじ》。力也とは親友で、オレも2-B」


「……柿出 慶太郎《かきで けいたろう》。オレも2年B組」


ようやく笑いが止まった緋ノ戸君はニッコリと微笑み、柿出君の方は無表情ながらもきちんと名乗ってくれた。
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