溺愛†マドンナ
「まっ、でもワーク終わって良かったね。立置君、遠慮なく何か奢って貰いなさいよ」


「そうだよ秀悟!!このままじゃ私の気、済まないんだけど!」


さりげなく秀悟の遠慮を取っ払おうとしてくれたのは、萩里 静帆《はぎさと しずほ》。


静帆もまた中学校時代から仲良くなって、こっちは黒髪のショートヘアー。


静帆の方は秀悟と違い、名前とは逆で、明るく活発な性格。


秀悟よりはつき合い短いけど、はよも静帆も私にとって大切な存在なんだ。


「んーーー…じゃあ世那、明日の昼飯奢ってくれるか?今日は母さんの弁当あるからさ」
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