大丈夫は禁止
次に目が覚めると、さっきとは違う天井が見えた。
腕には点滴、体にはモニター、口には酸素マスクとさっきと何も変わらないが、ここが病室だということはすぐに分かった。

あぁ。やっぱり入院かぁ。嫌だなぁ。久し振りだし、1人じゃ怖くて寝れないよ…。


コンコンッ
ガラッ


ん?誰だろ…。

龍「あっ琴音ちゃん起きた?どうかな?苦しくない?」

私はマスクをしていて話しにくいので、首だけを縦に振った。

龍「そっか良かった。そんなに怖がらなくて大丈夫だよ。呼吸も落ち着いてるし、マスクはずそっか」

そう言って、マスクを外してくれた。
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