大丈夫は禁止
事情聴取

和樹side

琴音の病室に行ってみると、龍が言ってた通り目を覚ましていて、ボーッと窓を眺めていた。

和「琴音、起きた?」

俺の声に反応して、琴音は俺の方を見た。

琴「和兄?お家帰りたい…」

和「それはムリかなぁ。龍先生に聞いてみたら?呼んでやるから」

龍に電話をしようとすると、必死になって琴音が止めてきた。

琴「ダメ!!グスッ…しな…いでグスッ…」

和「分かったから。じゃあ、ちゃんとお話し聞いてくれる?」

何でこうなったかは、本人から聞くのが一番だからな。

ガラッ

●「もう泣かしたの?」

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