大丈夫は禁止
1日を無事に終えた私は家に着いてから、夜ご飯の準備をして、お兄ちゃん達が帰るまで部屋で勉強をすることにした。

絢音は私の邪魔になるからと、リビングで過ごしている。

コンコン

ドアをノックすふ音で気が付いた。私寝てたんだ。寒いし頭がガンガンする…。
私が返事するより先にドアが開けられた。

和「琴音、ちゃんと絢音見ててって言っただろ?絢音熱あるから、勉強するなら下でやって?もうすぐ竜樹も帰ってくるから、ご飯温めて待ってな」

和兄に抱かれた絢音が目に入った。さっきまで元気だったのに。

琴「絢音大丈夫?」

絢「うん。ちょっとはしゃぎすぎただけ」

和「絢音は寝てなさい。後で裕太(ユウタ)くるから」

琴「裕太先生来るの?」

裕太先生は絢音の主治医で和兄の親友なんだ。

和「あぁ。仕事の話で家に呼んでたからな」

そんな話をしながら、私と和兄は部屋を出た。



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