towani
「あっ、間違えた!」
そう言って男の人は焦り、申し訳なさそうな顔をして笑った。
「すいません、いとこの女の子に似てて・・・。」
頭を軽く下げる。
「人違いですか?」
「はい、ホントすいません。あはは」
人違いということで、
そう言って頭をかいた。
人違いということで、すぐに別れた。
この頃はまだ
彼のことも
アオイさんのことも知らなくって
ただ脳裏に
彼のえがおが残って
なんだかまた元カレ・・・じゃなくてサイテー男思いだして
ベッドに寝転がって
そのまま眠った。