Never say Love you
”え?”
”sorry... I'm wrong. I was thinking you're my ex-gf”
ごめん、間違えた。僕は君を元カノと思ってたんだ。
”フレンド?あー!イエス!おっけー”
”BAHAHAHA....”
”え?なに⁉︎やだ、なんか間違えた?”
”no,no! it's okay. I was wrong but i think we can be a best friend maybe”
大丈夫。僕は間違えてたけど、僕らは多分友達になれるよ。
”あーいえす!”
(やばい全然わからない)
”nice to meet you Saya”
よろしく、さや。
”ナイストゥーミーチュートゥー!”
多分、すべて理解出来たのはダニエルだけで、私はただいくつかの単語を理解しただけだった。
数秒の沈黙に何を喋らなければならないとあたふたしていた私を見透かしてか、ダニエルはゲラゲラと笑っていた。
私もそれに釣られて笑い、お互い電話越しに笑っているだけという奇妙な初電話を終えた。
ただ笑っていただけなのに、それがおかしくて、思い出し笑いをする。
何度も緩む口元が知らせている。
私がその数分を如何に楽しんでいたのか。