Never say Love you
掃除、洗濯、裁縫に料理。
一通りというより、自分はかなり器用な方だと自負している。
しかし逆に精神的な見えない部分ではかなり不器用な方だと思う。
本音と建前という日本固有の価値観に従いすぎた子供が成長した結果、今の私が完成した。
例え私が何か言いたいことを持っていたとしても、隠して笑顔でいること。
それが人気者になれる秘訣だといつしか悟っていた。
友達は出来た。
特に学生時代、その人の価値はその数を物差しにされることが多かった。
しかし大人になると、誰と会っていいのか、誰に電話していいのか、狼狽える自分がいた。
私には、本当の友達などきっといなかったのだ。
だって、確認などしないから。
”私たち、友達だよね?”
そんなこと、人生で初めて人に聞いた気がする。