ちょっと裏話でも
●ひだまり煉瓦の街並みで_2015.02
物語について
元々は「空からの手紙」で公開していた“street×noise”というお話でした。
第3回ベリーズ文庫大賞が開催されると知り、新作でも書こうかと思っていたところテーマは「理想の恋愛」と分かって止めた。
理想の恋愛ってなんだろう、考えても首を傾げたまま動かない私。
妄想を膨らませていくと恥ずかしくなってきた結果止めとこうという結論になりました。
御剣だって途中、私は2も途中、さらにもう1つ新しいの書こうだなんて欲張りだし無謀だなーと呆れたり。
でも少し経ってstのお話を思い出し、書き直してみようと思いました。
私の思う「理想の恋愛」は「同じ時間を過ごして自然と生まれる恋愛感情」なんです。
突発の出会いじゃなくて、特別な感情を抱いていた訳でも無いのに、一緒に過ごして関わっていった結果いつの間にか生まれていた恋愛感情。
それが私の理想の恋愛でした。
実はstは高校の時に考えたお話で未完、しかもドが付くファンタジー。
結末は決まっていたのに途中が書けなくて悶々としていた話を「空からの手紙」に形を変えて載せました。
こんな経緯
□高校
ファンタジー×恋愛。
天使やら鬼やら賑やかな設定で暗め、シリアス。
栢木は普通の人間だったけど幼かったある日瀕死の状態の鬼に出会い憑りつかれてしまった、その鬼が北都の母親。
感情が昂ると乱暴になるようになり、家を山賊に襲撃され目の前で両親を殺されてしまった栢木は逆に全員を皆殺しにしてしまう。浮浪人となった栢木は良心的な山賊に拾われ育てられた。
北都は良家の養子で成人を機に独立、栢木は北都のボディガードだった。
北都は実は鬼の一族の子で、当主である父親が狂い始めてからは独房の様なところで監禁、国や生命の危機を悟った姉に助けられて人が住む世界へと逃げてきた。
やがて栢木と行動を共にする北都に国からの迎えが来て~…というお話。
□空からの手紙
ちょいファンタジー要素。
とりあえず書いてみて、出来るようなら続きを高校の時の作品のようにしようとする企みが見える設定。
基本的にはベリカと変わりませんが、栢木は一般人だし最初から北都が好きだったりする。
かなりシンプルに書いてます。
□ベリカ
舞台設定が現代ではないのでファンタジー認識。
栢木は山賊でも一般人でもなく貴族のお嬢様。北都は鬼でもなく不治の病を患った青年になった。
栢木の髪が金色なのは高校時代の設定の名残で、栢木に憑りついた鬼は金色の美しい髪を持った天使だったから。
貴族に付きものなお決まり結婚を混ぜて後は辻褄がなんとなく合うように設定を組んでいきました。
北都は天才学者ではなく、自分の体を実験台にしてひたすらに研究を深めた普通の男になっています。
最初は一目惚れとか好印象ではなく、クラスメイトにこんにちは~位の感覚でしかなかった2人の距離を近づけていく事が楽しかった。
様々な人と関わり、そこで与えられた衝撃や刺激を互いに向き合った時活かされる。
言葉を交わして、触れて、特別かもしれないという期待を抱いた時にぶつかる自分の中の壁。
書きたかったことは書けたんじゃないかなと思います。
個人的に思い入れのある場所は
・三浦の手を避けた栢木
・栢木にキリュウの対処法を教える北都
・夜会でのバルコニー
・薬草園
ですね。
実は北都は心理学の本も熟読していて厄介な人との関わり方を栢木に伝授したという設定で書いた会話なんですが。。。そんなん知るかになりました。
タイトルの通り、このお話の舞台は煉瓦造りの街となっており馬車が走れば蹄の音が響くようなイメージを常に持って書き続けていました。
明治から大正にかけての日本を元に、私の好きな感じで書いてます。
栢木の実家はイギリスをイメージ。
ひだまり煉瓦の街並みで、タイトルには悩みましたが横文字にはしたくない気分だったのでなんとかひねり出した感じ。今ではしっくりきているので満足です。
第3回ベリーズ文庫大賞が開催されると知り、新作でも書こうかと思っていたところテーマは「理想の恋愛」と分かって止めた。
理想の恋愛ってなんだろう、考えても首を傾げたまま動かない私。
妄想を膨らませていくと恥ずかしくなってきた結果止めとこうという結論になりました。
御剣だって途中、私は2も途中、さらにもう1つ新しいの書こうだなんて欲張りだし無謀だなーと呆れたり。
でも少し経ってstのお話を思い出し、書き直してみようと思いました。
私の思う「理想の恋愛」は「同じ時間を過ごして自然と生まれる恋愛感情」なんです。
突発の出会いじゃなくて、特別な感情を抱いていた訳でも無いのに、一緒に過ごして関わっていった結果いつの間にか生まれていた恋愛感情。
それが私の理想の恋愛でした。
実はstは高校の時に考えたお話で未完、しかもドが付くファンタジー。
結末は決まっていたのに途中が書けなくて悶々としていた話を「空からの手紙」に形を変えて載せました。
こんな経緯
□高校
ファンタジー×恋愛。
天使やら鬼やら賑やかな設定で暗め、シリアス。
栢木は普通の人間だったけど幼かったある日瀕死の状態の鬼に出会い憑りつかれてしまった、その鬼が北都の母親。
感情が昂ると乱暴になるようになり、家を山賊に襲撃され目の前で両親を殺されてしまった栢木は逆に全員を皆殺しにしてしまう。浮浪人となった栢木は良心的な山賊に拾われ育てられた。
北都は良家の養子で成人を機に独立、栢木は北都のボディガードだった。
北都は実は鬼の一族の子で、当主である父親が狂い始めてからは独房の様なところで監禁、国や生命の危機を悟った姉に助けられて人が住む世界へと逃げてきた。
やがて栢木と行動を共にする北都に国からの迎えが来て~…というお話。
□空からの手紙
ちょいファンタジー要素。
とりあえず書いてみて、出来るようなら続きを高校の時の作品のようにしようとする企みが見える設定。
基本的にはベリカと変わりませんが、栢木は一般人だし最初から北都が好きだったりする。
かなりシンプルに書いてます。
□ベリカ
舞台設定が現代ではないのでファンタジー認識。
栢木は山賊でも一般人でもなく貴族のお嬢様。北都は鬼でもなく不治の病を患った青年になった。
栢木の髪が金色なのは高校時代の設定の名残で、栢木に憑りついた鬼は金色の美しい髪を持った天使だったから。
貴族に付きものなお決まり結婚を混ぜて後は辻褄がなんとなく合うように設定を組んでいきました。
北都は天才学者ではなく、自分の体を実験台にしてひたすらに研究を深めた普通の男になっています。
最初は一目惚れとか好印象ではなく、クラスメイトにこんにちは~位の感覚でしかなかった2人の距離を近づけていく事が楽しかった。
様々な人と関わり、そこで与えられた衝撃や刺激を互いに向き合った時活かされる。
言葉を交わして、触れて、特別かもしれないという期待を抱いた時にぶつかる自分の中の壁。
書きたかったことは書けたんじゃないかなと思います。
個人的に思い入れのある場所は
・三浦の手を避けた栢木
・栢木にキリュウの対処法を教える北都
・夜会でのバルコニー
・薬草園
ですね。
実は北都は心理学の本も熟読していて厄介な人との関わり方を栢木に伝授したという設定で書いた会話なんですが。。。そんなん知るかになりました。
タイトルの通り、このお話の舞台は煉瓦造りの街となっており馬車が走れば蹄の音が響くようなイメージを常に持って書き続けていました。
明治から大正にかけての日本を元に、私の好きな感じで書いてます。
栢木の実家はイギリスをイメージ。
ひだまり煉瓦の街並みで、タイトルには悩みましたが横文字にはしたくない気分だったのでなんとかひねり出した感じ。今ではしっくりきているので満足です。