【短編】放課後バレンタイン
少し抱き合ったままでいたら先輩が体を離した


「香菜は、俺のこと好きか?」

「はいっ! 大好きです!」


「…じゃあ、俺と付き合ってくれますか?」

「当たり前ですっ」


ぎゅーっ

私がそう言った瞬間また抱きしめられた


「…なぁちゅーしていい?」

「へっ!?」


――ちゅっ


「ぷっ、顔真っ赤」

「し、しょうがないじゃないですかっ」


「ね、もっかいしていい?」

「だ、だめですっ!」






私たちはバレンタインの日に気持ちが通じ合えました


先輩は卒業してしまうのだけどあと1ヶ月


少しでも多く思い出をつくっていきたい…


「…だめ?」

「…いいですよ」

「じゃあ遠慮なく」

「…んっ//」




ずっと一緒にいてくださいね?



*おわり*

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