極上男子〜王子たちの恋愛事情〜
「とりあえず、先に俺の部屋行ってて。
2階の1番奥の部屋だから」
「分かった!」
あー、可愛い。
俺の言葉1つで、コロコロ表情が変わるとことか。
すぐ真っ赤になるところとか。
そんなことを思う俺って、相当凛華に惚れてるんだなって思う。
俺は、温かいココアを持って俺の部屋に向かった。
「お待たせ」
「あ、雷斗。今日ね、ケーキ作ってきたの!」
ケーキ…。
甘いもの、苦手なんだけどな。
「食べる」
「えっ、今?」
「うん、今がいい」
苦手だけどさ、凛華が作ったものなら、食べたいって思うんだよね。