極上男子〜王子たちの恋愛事情〜
結局、ワンホールのケーキを完食した。
さすがに気持ちが悪い。
「雷斗、全部食べてくれてありがとう。」
「い、いや大丈夫。だからさ、ちょっと膝かして?」
「えっ?」
もう駄目だと思った俺は、凛華の膝に頭を乗せて寝た。
突然の膝枕に、凛華はオロオロしたり顔を真っ赤にさせたり。
俺は、少し微笑んでそのまま眠りについた。
神様、欲しいものなんてない。
だからさ、ずっと凛華と一緒にいられますように。
大好きな凛華と、
どうかこのまま永遠に一緒にいられますように。
これが、俺の願いです。
After Story.〜side雷斗〜 END