極上男子〜王子たちの恋愛事情〜
「は!?なんでだよ」
「楓矢、好きな子いるんでしょ?だったら別れなきゃだめじゃん。だから、ばいばい。」
そう言って、私は歩きだした。
これで、本当に最後。
それから、私は家に帰る気分にもなれず、公園に向かった。
「本当は別れたくなかったなぁ」
ブランコに座って、呟いた。
はぁ、ため息しか出てこないや。
自分からフったのに。
「俺、まだ認めてないから」
私の真下に黒い影が出来ていて
見上げると、
「楓矢…。」
楓矢がいた。