極上男子〜王子たちの恋愛事情〜


「こんなとこでなにしてんの。授業受けないと、ただでさえ馬鹿なのに余計に馬鹿になるぞ」

「んなっ」

「つーか、馬鹿だろ。なんなんだよ“最低”って。」

「それは…、」


つい、勢いに任せて言っちゃっただけだし…




「悠介だっけ?そいつのためにムキになんじゃねぇよ」

「へ?」

「お前は俺のことだけ考えてればいいの」



んー、これってどうゆう意味なんだろう?

“お前は、パシリとして大事なんだよ”

みたいな?





それとも…。






「お前は、俺の彼女。
だから、他の奴のために怒るな、他の奴に笑いかけるな。

何のためにお前をワザとパシリにしてると思ってんの?
何のためにお前にワザと毒吐いてると思ってんの?」


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