極上男子〜王子たちの恋愛事情〜


ふと、窓の外を見ると

「……好きなんです」

「えっと、」


美咲と、知らない男。
多分、後輩。

この雰囲気、告白だろう。



美咲は渡さねぇよ。


「おい、美咲。
腹減ったんだけど?」

「え、佐倉くん!?」

「早く教室帰るぞ」

「で、でも…」



チラッと後輩の男の
ほうを見る美咲。


イラッ



「え、佐倉くんっ」


俺は、美咲の腕を引いて教室へ戻った。


< 41 / 58 >

この作品をシェア

pagetop