極上男子〜王子たちの恋愛事情〜
「僕、友梨亜ちゃんが恋愛の意味で好きなのに、友梨亜ちゃんは僕のこと友達として好きって言うんだもん。
だからいつも、友梨亜ちゃんに好きって言われるたびに傷付くんだ。」
嘘…、
あれって恋愛としてって意味だったの?
「私も天草くんが好きだよ?」
「違う、友達としてならもう言わないで!」
天草くんのバカ。
泣きそうな顔をする天草くんを見て、少しときめいた。
「これなら信じてくれる?」
ちゅっ
「っ、え!?」
リップ音から少し後に天草くんの驚く声が聞こえた。