楓と魚と私
『…………………はぁ……?』

またナンパかよ
いや、もう知り合いか…
……………どうしよっかなー

『今日の午後四時半に
木霊高校の前に来てね♪宜しく~』

強制かよ!
心の中で突っ込んでしまった
まぁ、良いけど

『分かったよ。って、もうこんな時間!?
わりぃな、先に行く!』

すると

―――――――ガシッ――――――――

『後ろ乗って?此方の方が速いよ』

『はぁ?誰が乗る………』

断る前に乗せられた
そのままチャリをこぐ

『しっかりつかまってねー』

『…………バカ……/////』

小さく呟いた
この時はまだ
私は自分の気持ちに気付いてなかった
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