楓と魚と私
『とーちゃーく♪じゃ、午後ね~』

そう言って手を降った
私は無視をする
校門を抜けてすぐに友達に質問攻めされた

『ねぇねえ!今の誰!?カッコ良いじゃん!
えっ、薫の彼氏!?羨ましい~♪』

『佳代〈かよ〉……ちげぇ!ただの……』

ただの……何だ?
知り合い?ではねーな?
彼氏…はぜってー無い
じゃあ、なんだ?

『薫……?どした』

『何でもねぇ……。とりあえず彼氏ではねー』

『ふーん♪あれでもそう言える?』

佳代は遠くの方を指差す
自転車に乗りながら手を振る楓

『なっっ/////あのバカ……!』

『愛されてんね~♪』

私は今度こそ無視して教室に入る
なにやってんだよバカ……!

でも何か凄く嬉しかった気がした
んな訳ねーや

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